かなり強気なタイトルをつけてしまいましたが、これはまだ
薬物治療を始める前に決めたタイトルです。
薬を飲む前は、薬に対して結構な希望を持っていました。
どうも、きとんむです。
先日、大阪の病院に行ってきました。
僕を見てくれる先生はみな熱心に寄り添い、助言をしてくれます。
僕は、周りに居てくれる人たちには本当に恵まれている、それだけは自負しています。
家族・友人の皆さんには引き続きご迷惑をおかけしていること、お詫びいたします。
また長くなりますが、今回もお付き合いいただけると幸いです。
診察結果は、以前からの診断と変わりなく「双極性障害Ⅱ型」「ギャンブル依存症」この2つであると先生は仰いました。
双極性障害Ⅱ型という診断の根拠は、10代の頃からの無気力・希死念慮・不登校の症状があったからと言われています。
先生の助言は、今後もこの2つの疾患の治療を進めて行こうとのことでした。
双極性障害については、こちらの2つのYouTube動画が僕にとってすごく共感の得られる症状を説明されていました。
薬物治療に関しては、
前まで飲んでいたセルトラリンを変更し
・炭酸リチウム(気分安定薬)
・ビプレッソ(非定型抗精神病薬)※クエチアピン
この2つを勧められました。
私から提案したADHDの治療薬であるコンサータ、ストラテラはお勧めされませんでした。
12月のスリップ後、2回目の診察が先週の金曜日にありました。
僕は、2つの提案された薬のうち
『ビプレッソ』がいいと先生に希望しました。
理由は、
①双極性障害のうつ症状によく効くと言われている。
②ドーパミン受容体やセロトニン受容体など作用する箇所が多い。
③炭酸リチウムは、定期的な血液検査やリチウム中毒など懸念することが多い。
先生は、希望通り処方してくれました。
まず2週間は毎日50mg、次回の診察を受けた後150mgに増量します。(推奨用量は300mg)
ギャンブル依存症の治療も並行して進めています。
そして、薬物治療が始まりました。
1日目、2日目、3日目、、、薬を飲み始めて今日で7日目です。
1日目こそ、アカシジア(静座不能症)という副作用が出たものの、その後は特に重篤な副作用はありませんでした。
※アカシジア・・・じっとしていられない状態になる
詳細リンク(https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1j10.pdf)
動悸が少しあったり、頭が少し締め付けられたように感じたり、頭がボーっとしたり、軽い副作用的なものはあります。
あと、生活に支障をきたすような症状として、『過眠』があります。
夜中の2時や3時に寝床にはつくものの、眠りに入るのは4時や5時ごろが多いです。
そして、午前中に起きたり、昼過ぎに起きたり、目は覚めるのですが、眠気がすごいです。
我慢できずに横になると、夕方ごろまで寝てしまいます。
毎日10時間以上寝ないと眠気が取れません。
薬を飲む前は、僕は薬物治療を過大評価していました。
実際、この記事も飲む前に下書きを書き進めていました。
強気のタイトルをつけたことや、精神疾患は科学で解決する!など結構勢いづいてました。
正直、今はそこまでの強気はありません。
ですが、僕はここに希望の道を見出したことには変わりありません。
薬を飲んだからといって、「世界が変わった」「物事に対して意欲的になった」
そんな魔法のようなことが起きるはずもないと知り得ながら、僕は薬に対して過度な期待をしていたようです。
少々の落胆はあるものの、まぁこんなものだろう、と納得し始めている自分もいます。
薬を1週間飲んでみて、やっと身体に馴染んできたかなという感触はあります。
この薬の一番の目的である、気分的な安定もしてきたかなと。
週の初めはうつっぽさがありましたが、今になり平常のラインを若干下回るところで推移しているように感じます。
過眠に関しても、いろいろ調べた結果も踏まえ、改善されていくのかなと思っています。
次回の診察は、来週の金曜日です。
150mgに増量し、果たしてどんな結果が待っているのかは期待と不安が入り混じっています。
増量したことにより、軽躁とうつの振れ幅が少なくなり、平常ラインを維持してくれれば社会活動を再開する準備が整ったと言えるでしょう。
過眠の問題も解決できれば、ほぼ理想通りと言えるでしょう。
社会復帰するにあたり、まず最初は単発で日払い等の仕事が良いと思っています。
フルタイムで働くには、自分の中で上手くいく根拠もなく、また会社に迷惑をかけてしまう恐れもあるのでもう少し先の話になると思っています。
まずは、小さなことから社会復帰する自信と根拠をつけたいと思います。
もちろん理想は、フルタイムで正社員として働くことですが。
薬を飲んで、すぐに求職活動できるようになって、という理想があり、家族に対しての申し訳なさや、焦燥感もありましたが、それが出来ないことも少しずつ受け入れるようにします。
精神疾患を治療し、安定的に社会復帰できるよう着実に1歩ずつ進んでいきます。
12月にスリップし、死にたい死にたいとメンタルブレイクした頃に比べたら、かなり前進したのではないかと自分に言い聞かせています。
最後に少し、精神疾患についてお話します。
今まで生きてきた中で、精神疾患という存在は僕の中であまり縁がないものだと思っていました。
僕自身、自分の中で「怠け」や「甘え」そういった精神論でどうにか回復できないものか、葛藤してきた人生でもあります。
10代の頃、不登校になり、引きこもりとなり、父からは攻め続けられ
「僕は他の人とは違って、意志のが弱い、辛いことから逃げている」自分でもそう思ったりしていました。
でも今回、心理検査を受け、発達障害や精神疾患という病気が存在すること、そして僕がそうかもしれないと先生方が気付かせてくれました。
あともう一つ、大きな出会いがありました。
数年来、Xで友人関係である方が、わざわざ僕の住む奈良まで会いに来てくださいました。
一回り年上の方ですが、先輩もまた僕と同じ不登校経験者でした。
僕よりも昔に、世の中にもまだ理解がほとんどなかった時代に不登校を経験されている分、僕よりも沢山辛い思いをされたことでしょう。
お互いに、不登校時代のいろんな思いを語り合い、共感し合いとても有意義な一日になりました。
世の中や物事を見る着眼点や考え方がすごく似ていて、延々とお話していました。
一日では足りないぐらい。
てんさん、本当にありがとうございました。
それで僕はこう思いました。
僕と同じような考え方や視点をもつ人間がいて、そして同じような経験をされている。
この世で同じ苦しみや辛さを感じている人間は、僕だけじゃないんだ、と。
すごくすごく嬉しかったです。
仲間がいる、苦しみや辛さを共感し合える人がいる。
救われた気がしました。
病気のせいにして終わるつもりはありません。
これからの人生、この双極性障害、そしてギャンブル依存症と共存し、社会的責任(今まで迷惑かけてきたことの清算)を果たし、幸せになれるようがんばって生きたいと思います。
あともう一つ、素敵なポストを紹介して終わります。
これを見て僕は、インターネット上で発信し続ける勇気をもらいました。
僕の発信が、誰かの心に深く刻まれれば、嬉しいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事もずっと下書きのままでしたが、いろいろ振り返りながら、当時の気持ちも思い出しながら書いたおかげで少し元気が出たように思います。
ではまた、Xもしくは配信で!
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