絶望の数ヶ月と再々出発

皆さん、お疲れ様です。

新たな起点としてここに記します。

長文となりますが、お付き合い頂けると幸いです。

ここ数ヶ月間、仕事を休み始め、退職した頃からの生活は、今の自分でも想像できないような絶望的な日々でした。

自分の意志でやったことなので、全ては自分の責任です。

この死にたくなるような期間のことを一生忘れない為にも書き留めておこうと思いました。

一つずつ思い出します。

発端は３月ごろ、給料日に給料の全額をトレードで溶かしたことから始まりました。

過去の出来事の中でも、そのようなことは何度も経験していましたし、それ以上のことも経験していました。

でも、とてつもなくショックでした。

本来であれば、今日まで一番長く生きている自分が、過去一番成長しているべき状態であるにもかかわらず、過去と全く同じ失敗を犯してしまったからでした。

あの夜、タオルで輪っかを用意して、首を通したことは今でも鮮明に覚えています。

踏みとどまれたのは、やはり家族の存在でした。

これまで迷惑をかけてばかり生きてきて、何の恩返しもせずに、さらには死んでいく。

自分はなんて親不孝な人間なんだと思いとどまりました。

次の日から僕は仕事を休みました。

生活に必要なお金を全て溶かしてしまった絶望感と職場が変わったばかりでそこでは長く働き続けたくないという気持ちが合わさって、僕の引きこもり生活がスタートしました。

それ以来、会社には２度と出勤できませんでした。

心療内科にも通い診断を受けて退職、失業保険での生活が始まりました。

給料を全額溶かしたにもかかわらず、僕の暴走は止まりませんでした。

3月、４月、５月、６月とトレードやギャンブルは辞められませんでした。

この絶望から救われる為には、ギャンブルで失ったお金を取り返すしかない、それしか頭の中にはありませんでした。

「取り返して絶望から救われる」もしくは「ゲームオーバー（死）」この極端な選択肢です。

Twitterで繋がりのある方に、過去に言われたことがあります。

「いい意味でも、悪い意味でも、君は極端、よく言えばストイックだ」と

成功か失敗か、短期間で白黒つけないと気が済まない性格です。

特にギャンブルしているときは。

生活費としてまとまったお金を手元に置き、新しい仕事を見つけ、安定したら勝負する。というような考えも一時期ありましたが、自分の力だけで制御することは不可能でした。

会社の給与や賞与、傷病手当、失業保険、さらには新たな借り入れ

ほぼすべてトレードにつぎ込みました。

以下、4か月分の収支表です。（投資収支・カジノ収支の上に記載されている金額が月間収支です）

３月　マイナス約３８万円

４月　マイナス約６９万円

５月　マイナス約８４万円

６月　マイナス約18万円

４か月間で、２００万円以上のお金を溶かしてしまいました。

一日単位で見ると、３０万近く利益を出したり４０万の損失を出したり

少し落ち着いた今、考えてみると本当に狂ったような金額の勝負をしていたと思います。

負け続けた僕は、６月下旬ごろも、７月に支給される失業保険で不足している家賃や返済、生活費を取り返そうと考えていました。

それしか生き残る方法はないと、本気で思っていました。

振り込みがあれば、FX口座に入金

毎回すぐに溶かしてしまい、絶望に襲われる日々

現実逃避の為に、ネットに没頭し、完全な夜行性に。

明るい時間帯に起きていることも苦痛、外に出て人とすれ違うことさえ苦痛でした。

自分はこの世に存在してていいのか、もう助かる術はない、死ぬしかないのか・・・

と毎日考えていました。

その時期に、とある人に出会いました。

僕は、昔からネットの生配信を見ることが好きでした。

去年ごろから、僕のブログやツイート等でご存知の方も多いと思いますが「金太郎」さんの配信が面白くてハマっていました。

今年に入ってからは、金太郎さんと友達のようなお付き合いをさせて頂いていました。

同じ配信者を応援する者同士として、その枠のリスナーさんとも多くの出会いがありました。

その関係で、とある方に直接お声がけ頂きました。

僕の今の現状を全て打ち明け相談させてもらいました。

そして、その方に「早く弁護士に相談するべきだ」と助言を頂きました。

今考えると、これが絶望から抜け出すことができた、大きなきっかけだったと思います。

たぶん、この出来事がなければ今前向きに考えられる状態にはなっていなかったと思います。

本当にありがとうございます。

このときから、僕の頭の中は少しずつギャンブル以外の方法で問題を解決することを考え始めました。

もちろん他にも恵まれたことは沢山ありました。

僕を励ますために食事に連れて行ってくれた方や、食糧やタバコを支援してくださった方、お金を援助してくださった方、お金を貸してくださった方、お金を貸そうとしてくれた方、融資をお願いした方、メッセージやリプライでアドバイスや励ましをくれた方、僕から離れずに黙って見守っててくれた方、書ききれないぐらい沢山の方々にお世話になり、ご迷惑を掛けました。

そのおかげで、あの絶望期からは想像もできないぐらい幸運な状況となりました。

本当に本当に、皆さんありがとうございます。

立ち直れる環境、そして立ち直ろうとする気持ちが生まれたのも、ネットでの繋がりや出会いのおかげでした。

まだまだ課題は残っていますが、少しずつ解決していき、ギャンブルで夢を見る以外の幸せを見つけられるようになりたいと思っています。

人生で２度もギャンブルで地獄に落ちたので、もう油断はしません。

ギャンブル依存症は、痛い目にあっても、しばらくするとお金にも気持ちにも余裕ができ始めた頃に、些細なきっかけで再発します。

薬物みたいなもので、「少しだけ」と思って手を出すと、気付いた頃には、思考がギャンブルに取り憑かれ地獄へ向かうことになります。

来月、ギャンブル依存症の治療を行っている病院の診察を予約しました。

たぶん、この病気とは一生付き合わなければなりません。

ここで、「僕はギャンブルを一生しません」と宣言したところで無意味です。

やはり、それ以外の人生の楽しみや生き甲斐を見つけ、人生を謳歌することがギャンブルを辞める一番の近道だと思っています。

まぁそれが今までできなかったので、難しい問題ではありますが。